be動詞の書き換え問題で考えること
be動詞の文の「書き換え問題」を考えましょう。
7 指示通りに書き換えなさい。
(1) There are some cherry trees in the garden. (treesをtreeに)
(2) It is rainy today. (todayをtomorrowに)
(3) You are kind to old people. (命令文に)
(4) Mary is a girl with blue eyes. (疑問文に)
(5) Alice is a good friend. (AliceをAlice and Iに)
(6) I was interested in speaking English. (否定文に)
(7) Were you and your friend late for the English lesson? (現在形に)
(8) This is a desk. (ThisをTheseに)
(9) English is spoken by many people in the world. (過去形に)
(10) These pencils are mine. (pencilsをpencilに)
《解説》
(1) There /are /some cherry trees /in the garden. (treesをtreeに)
V S M
『There構文』なので、主語は some cherry trees です。
『some+数えられる名詞の複数形』なので tree と単数では some は使えません。
『動詞の決定要件』PDF<4>を確認して、動詞を対応させます。
*There is a cherry tree in the garden.
(2) It /is /rainy /today. (todayをtomorrowに)
S V C M
『時制は動詞で表し、副詞に表れる』という考え方をします。
tomorrow は未来時制につく副詞です。
*It will be rainy tomorrow.
(3) You /are /kind /to old people. (命令文に)
S V C M
『命令文:2人称の主語を省略して、動詞の原形から始める文』
*Be kind to old people.
(4) Mary /is /a girl with blue eyes. (疑問文に)
S V C ←
『be動詞は機能語』『疑問文:機能語を文頭に出す』を適用します。
*Is Mary a girl with blue eyes?
(5) Alice /is /a good friend. (AliceをAlice and Iに)
S V C
『S=Cは、意味の上でも数の上でも成り立つ』という考え方です。
主語を Alice and I と複数にすると、動詞を対応させ、補語Cも対応させます。
複数の主語で現在時制は are、a good friend を複数にすると good friends。
*Alice and I are good friends.
(6) I /was /interested /in speaking English. (否定文に)
S V C M
『be動詞は機能語』『否定文:機能語+not』を適用します・
*I was not interested in speaking English.
(7) Were /you and your friend /late /for the English lesson? (現在形に)
V S C M
『時制は動詞で表し、副詞に表れる』です。この問題では副詞はありません。
*Are you and your friend late for the English lesson?
(8) This /is /a desk. (ThisをTheseに)
S V C
『S=Cは、意味の上でも数の上でも成り立つ』という考え方です。
*These are desks.
(9) English /is spoken /by many people /in the world. (過去形に)
S V M M
『時制は動詞で表す』のですね。
*English was spoken by many people in the world.
(10) These pencils /are /mine. (pencilsをpencilに)
S V C
『S=Cは、意味の上でも、数も上でも成り立つ』『動詞の決定要件』を考えます。
*This pencil is mine.
これで「be動詞」の確認は終了です。be動詞は「進行形」「受身形」「現在完了形」「命令文」などでも、重要な動詞ですので、基本となる考え方をきちんと理解しておいてください。
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