”考える英語”を始めます!be動詞から
公立高校の受験を目指すあなたに、効率よく中学英語のまとめをしていただくための問題集です。
よく「英語は暗記科目だ!」と思われていますが、当ゼミでは「英語は考える科目です!」と、とらえています。
「なぜ、どうして、その答えになるのか」に答えられなければ、しっかりとした実力、英語力は身につきません。
こうして「考える」ために必要な知識は、『文型と品詞』の理解が必須となります。
よく「文型なんて、わからんでもいいや!」とか、
「品詞なんて、なんの役に立つの?」なんて思っている人がいますが、
この「文型と品詞の理解」なくして、「考える英語の学習」はできません。
ガンバってついてきてください。
そうすれば、次の目標となる大学受験にも役に立ちますし、
その先には「使える英語力」をマスターする時にもとても役に立ちます。
《be動詞》
【be動詞のポイント】
※be動詞は「動詞の決定要件」を確認して使い分ける。
「動詞の決定要件」は「高校受験英語の基礎知識」(以後PDFとします)の<4>にまとめてありますので、確認しながら使いましょう。
※「be動詞の使い分け」はPDFの<7>の表を見てください。
※『be動詞の2つの意味と文型』
➀「ある、いる」…『S+V(be動詞)+M』 :Mは「副詞(修飾語)」
(場所・条件・理由・時などを表す)
Nancy and Ken / are / in the room.
S V M
ナンシーとケンは います その部屋の中に
②「~である、~になる」…『S+V(be動詞)+C』 :S=Cが意味・数で成立
(Cになれる品詞:名詞・形容詞)
That building / is / very high.
S V C
あの建物は です とても高い
※『There構文』
➀『There+V(be動詞)+S(主語)+M(場所)』
(あります) (~が) (…に)
②『Here+V(be動詞)+S(主語)』
(ここに)(あります) (~が)
(注) 主語が動詞の後ろにあるので、be動詞の決定は、主語を確認してからおこないます。
※ be動詞の原形「be」を使う場合
➀ 助動詞+動詞の原形(be動詞)
He / will be / here / soon.
S V M M
彼は 来るでしょう ここに すぐに
② 不定詞:to+動詞の原形(be動詞)
We / want / to be high school students.
S V O
私達は 望みます 高校生になることを
③ 命令文:動詞の原形(be動詞)+形容詞+~
Be / silent / in the classroom.
V C M
静かにしなさい 教室の中では
※ 否定文・疑問文の作り方と手順
『文の種類は機能語で表す』と『be動詞は機能語』という考え方
[肯定文] Roy / is / happy. 「動詞=be動詞」を確認
S V C
[否定文] Roy / is not / happy. 「否定文:機能語+not」
S V C
[疑問文] Is / Roy / happy? 「疑問文:機能語を文頭に出す」
V S C
[答え] Yes, he / is / happy. 「Yes, 肯定文」
S V C
No, he / is not / happy. 「No, 否定文」
S V C
『省略と代名詞化のルール』…「同じものは省略する・2度目以降は代名詞化」
※疑問詞を用いた疑問文を作る手順
Is / Roy / / happy? 「一般疑問文をもとにする」
V S C ↓
how 「要素ごとに置き換える」
How / is / Roy ? 「疑問詞の要素を文頭に出す」
C V S
He / is / happy. 「肯定文で疑問詞の位置まで答える」
S V C
※be動詞を用いた『動詞のスタイル』
➀『be動詞+現在分詞(Ving)』…進行形「~している」
I / am playing / tennis / now.
S V O M
私は しています テニスを 今
②『be動詞+過去分詞(Vpp)]』…受身形(受動態)「~される」
His store / is closed / by him / at six.
S V M M
彼の店は 閉められます 彼によって 6時に
③『be going to+動詞の原形=will+動詞の原形』…「~するでしょう」
He / is going to play / tennis / tomorrow.
= He / will play / tennis / tomorrow.
S V O M
彼は するでしょう テニスを 明日
④『be able to+動詞の原形=can+動詞の原形』…「~することができる」
You / are able to use / this dictionary.
= You / can use / this dictionary.
S V O
あなたは 使うことができる この辞書を
ここまでが『be動詞の重要確認事項』のまとめです。これから『演習問題』と取り組むわけですが、必ず自分で解いてみてから、解説を読むようにしてください。武道の練習のように「実践の中で学ぶ」姿勢が大事です。
問題は、「やさしい英文和訳」→「やさしい英作文」→「いろいろな問題」と進めていきます。『文型と品詞とで、考える英語の学習』というポイントを忘れないようにしてください。「答えが合っていたからGood!」なんて思ってはいけません。「考えたこと」が正しかったから「できた!」と考えてください。
PR1
PR1
関連記事
-
be動詞の選択問題と空所補充問題
「be動詞」の文の「和訳」と「英作文」の手順は分かりましたか。 英語問題を考える …
-
be動詞の連立完成問題と書き換え問題
「連立完成問題」とやさしい「書き換え問題」を練習します。考えるための根底にあるの …
-
be動詞の和訳と作文
それでは、演習問題と取り組みましょう。「英文和訳」問題の手順を覚えてください。英 …
-
be動詞の書き換え問題で考えること
be動詞の文の「書き換え問題」を考えましょう。 7 指示通りに書き換えなさい。 …
- NEXT
- be動詞の和訳と作文